ブログランキング・にほんブログ村へ 建築家のひとりごと 20080225
2008/01 << 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29.>> 2008/03
「ちょっと木」「ちょっとエコ」「ちょっとワイルド」な感覚のOSBボードの試み 
最近OSB( Oriented Strand Board )ボードという建材を使う事が多いです.
OSBボードとは,ポプラやアスペンなど自然再生サイクルが早い樹種やパイン系の間伐材の木片(ストランド)を原料にし高温圧縮成型した木質ボードです.

構造用パネル(2×4工法)としてアメリカなどでは普及しているもので,日本でも採用される事が多い建材です.基本的に下地材として流通しているのでローコスト建材の仲間です.ある意味で環境系建材です,自然素材と工業系建材の中間に位置しますが,接着剤の問題がクリアされるのであれば,ローコストで木質感を実現出来るので有効な選択肢の一つと思います.

「ちょっとした木質空間」が実現できるものの「ちょっとチープ」な感覚も避けられません.「ちょっとクドい」かもしれません.過去に,マニアックなテクスチャーだけにクライアントから「私たちは普通の家が欲しいので普通にしていただければ....」との意見により採用にいたらなかったケースもあります.
アレンジ次第で「良くも悪くもなる建材」です.

OSBボードを採用する場合,注意したいことの一つは,表面の処理です.基本的に下地用のボードですから表面がガサガサで,商品名,会社名,や認定番号のスタンプなどが押してあります.これがあると表現材としては耐えられないのです.今までもこの問題に悩んできました.今やっている百人町の現場では,「意匠的に見せるためのものであるならば,処理した(プレナー処理した)ボードは入手できますよ」と工務店の見解.予算も増減なしに現場に入ってきます.どちらかと言うと,工務店の付き合いのある材木屋や入手先の問屋の判断による事が大きい様に思います.



(写真)百人町の現場.2階の天井に全面OSBボードを貼っています.


建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2008/02/25 Mon 09:52 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
| HOME |