ブログランキング・にほんブログ村へ 建築家のひとりごと 20080221
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栓(せん)の合板を表現材料として採用 
室内の空間をイメージする時に,僕は,“程よい木質感”を意識します.木は純粋な自然素材であり,1つ1つ木目も色合いも材質感も違います“同じテクスチャーがない”のが木の素材の魅力です.しかし,使い過ぎるとログハウス的になってしまったり,民家風になってしまったりと,少々の違和感を感じてしまいます.反対に何もない真っ白な空間は無機質すぎて嫌いです.暖かみ(モイスチャー)がありながら,程よいモダン感覚(クールさ)を演出するのが腕の見せ所と思います.

現在,百人町の家では,4面ある壁の1面のみに「栓(せん)」の合板を貼っています.合板がいいのか,悪いのか?それはかなりの議論があると思いますが,無垢材がいいことは正論であり,誰も異論はないと思います.直接足が触れる床材のフローリングは無垢材をいつも採用していますが,壁となるといくつかの選択肢があると思います.一番はコスト的アプローチです.現実的には壁に木を貼る事は,石膏ボードにクロスを貼ることよりコストアップになります.
そのような,状況の中で,表現材料としての合板の選択はベストではないが,フェイク素材でもないし,“あくまでも木”なのです.ビニールクロスを張るより"はるかに魅力的な選択”なのです.今回は,栓(せん)を採用.理由は比較的リーズナブルなコストであること.木目がきれいな事が上げられます.それを正方形に切断し,市松模様にすることで,現代的な雰囲気がでてきます.



(写真)百人町の家の現場

栓(せん)の木(木材図鑑)

セン 【栓】 castor aralia
[その他の名称]
センノキ【線木】、ハリギリ 【針桐】、ヤマギリ 【山桐】、ボウダラ、ツブとも呼ばれる。

ウコギ科ハリギリ属の落葉広葉樹。
学名:Kalopanax pictus

日本各地に自生するが、多くは北海道である。また、樺太、朝鮮、中国にも分布。
辺心材の境界は明瞭で、辺材は淡黄白色、心材は淡灰
白色。年輪幅は極めて狭く、明瞭である。
材は、軽く軟らかく加工がしやすい。材の保存性は低い。 気乾比重 : 0.50
家具材、下駄材、合板材、造作材として用いる。木目が高級材の欅に似ることから、着色して代替品に使われることがある。
枝は太く、鋭いとげが多いことから針桐(ハリギリ)とも言う。


建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2008/02/21 Thu 00:06 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
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