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テーマの設定について....何が社会に提案できるか? 
学校で卒業設計の審査を一日かけてしてしました.順位をつけるのは難しい作業です.
上位に選ばれた作品は,どれも魅力的であるし,欠けている所も有ります.パーフェクトでないからこそ順位をつけるのが難しくなります.
僕は,次の3つのポイントをもとに考えて評価をしました.
(1)テーマ,コンセプト
(2)図面表現
(3)プレゼンテーション.

(1)は,社会的視点にたった提案ができているか,意義ある発想,提案があるのかです.(2)の図面表現は,設計図として,正確,適確であるかどうかです.(3)のプレゼンテーションは,(1)と(2)の複合ですが,自分の意図しているイメージが図面として表現されているかになります.最近はさらにCG表現が年々レベルアップしていきます.

この3つはどれも重要です.設計を専攻している学生であるならばバランスが大切です.しかし建築設計(デザイン)は必ずしも優等生のようにバランスよくなくても良いのではないかと思ったりもします.
あえて言うなら(1)のコンセプト性が一番重要視したいのですが,このあたりの評価になると十人いれば十人とも違う評価をするものです.ある意味建築ならではの面白さであり醍醐味ですが....結果発表は必ずしも全員がハッピーエンドに終わらないもの.....



(作品)橋本君の作品  日本の中心である東京の丸の内に利用者参加型の情報メディアステーションを計画している作品.提案している参加型のメディアステーションのリアリティと空間提案とのアンバランスさが問題であった.

080131_hayashi.jpg

(作品)林君の作品  横浜磯子の環境問題に着目し,ペリー来航時は「世界で一番美しい海岸」と言われた磯子の海が現在は工場地帯に巻き込まれてしまった事に反省し未来に対して研究,研修,啓蒙の空間にしようという計画です.

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【2008/01/31 Thu 23:42 】 | 学校でのこと | comment(0) | trackback(0) |
リーダーは太陽であれ....「NHK.プロフェショナル」 
NHKの「プロフェショナル 仕事の流儀」を観ました.
サウジアラビアの巨大プラント建設の工事現場で所長として仕切る高橋直夫さんのドキュメントです.毎日のようにトラブルが雨あられのように起きる.その問題点に対して一つ一つ対応して解決して行く姿に感動しました.かつては巨大な赤字を出してしまい所長を降格した経験もあるとのこと.「仕事の失敗は仕事で返す」ことを学んだとのこと.また問題点が発覚したときに「判断は早ければ早い程いい.もしその判断が間違っていたとしても早ければ修正する時間ができるから」.
自分の指示した事が,巨大現場では末端にまで伝わらない.または外国人相手に意思疎通がうまく出来ていない事がある「自分の思いを伝えることは絶対にあきらめない.あきらめたらリーダーとして失格である」.

そして何よりも,僕の心を引きつけたのは,高橋氏が笑顔で仕事をするスタイルだった.「良い仕事をするためには,笑って(仕事を)しないといけない」どんな困難な問題点があっても「回りはリーダーの一挙手一投足に部下は注視している.リーダーの態度はチームに伝染する」「その人が何をしようとしているのか,何を考えているのか,どういう気分なのか・・・ その中でどういうふうに振る舞うかというのは、やっぱりチームを引っ張っていく上では非常に大事なんじゃないか」と高橋氏は言う.

僕が最近忘れかけていた信条であった.かつて独立した時,心に決めた事がありました.「楽しい職場でありたい!笑い声に溢れる職場でありたい!」僕が勤めていた事務所は,ただただひたすら,粛々と仕事をする環境だった.時間に終われピリピリとした空気がいつも流れていた.「クリエイティブなアイデアやデザインはこの環境では生まれない」と僕は思って辞めました.そんな仕事に対する原点を思い出させてくれる1時間でした.



NHK「プロフェショナル 仕事の流儀」リーダーは太陽であれ.プラント建設所長 高橋直夫

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【2008/01/29 Tue 23:59 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
卒業制作の提出 
1月28日いよいよ卒業制作の提出となりました.

学生生活3年間の総括であり集大成の課題提出です!

指導する側の立場からすれば,言いたい事は多々有りますがまあ,力作になったように思います.本当に良かったと......

卒業制作1

(浅野勢壱君の作品:野田市に物流施設ができる予定があり,住民にとっては相容れない施設と住民が利用する公園を同じ敷地に立体的に計画し,共存しようという試みの提案です.社会的な提案にこだわった作品です)

卒業設計3

(立山君の作品:新宿の大塚家具(旧三越)エリアを総合的に再開発しようとした作品.都市空間においての商業空間,業務空間のありかたを考えた(?)作品.CGは力作だが自己管理能力に問題有り)

卒業制作2

(浅野秀一君の作品:千葉郊外の駅舎およびその周辺整備計画.駅空間を単なる通過地点としてではなく皆が集まるコミュニティーエリアにしようと試み,プラットフォーム内にスポーツ施設を共存させるなど機能を複合させた提案型駅舎の提案)

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【2008/01/28 Mon 23:53 】 | 学校でのこと | comment(0) | trackback(0) |
エコウォールはエコか? 
 再生紙の偽装問題が話題になりましたが,建築業界も当然影響があると思っていましたところ...やはりニュースが入ってきました.その一つがクロスメーカー東リの再生紙使用のクロス,エコウォール(商品名)です.
エコマーク認定の第1号で,約10年になるそうです.古紙の配合比率が50%をきった事によりエコマーク基準に満たさなくなったとの発表です.

たぶん,どこのメーカーも同じ事ではないかと思うのですが...
今回に関しては,メーカーの仕入元の問題ですが...



(写真)エコウォール:東リ

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【2008/01/28 Mon 23:05 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
チリと言う国 
サッカーの日本対チリ戦を見入ってしまいました.
結果は知っての通り拮抗した試合でした.なぜかFIFAランキングでは日本の方がずっと格上(!?)らしいのですが,特に注目は,大久保の投入のタイミングと動き,とてもいい動きをしているが,ことごとくゴールをはずしてしまう所です!一言で言うと決定力の無さですが,何と言うか,日本人的と言うか人間的です.僕には親近感が湧きました.(もちろん時間がたったからこそのコメントなのですが)

南米のチリを旅行した事のある僕にとって「チリ」と聞くと忘れかけているようで忘れていない潜在的なワクワクした気持ちがよみがえってきます.チリチームを観ているとほとんどの選手がインディオ(先住民)の混血のようですが,実際にチリを旅行すると違います.たしか人口の90%はヨーロッパ移民からなります.田舎にいきますと南米的な雰囲気がありますが(細長いチリの北半分は,インカ帝国の支配エリアだったのです)街に入るとヨーロッパと変わらない景観と光景ばかりです.
ペルーから入国しますとこの雰囲気の違いに驚きます.「南米」から「ヨーロッパ」に変わるのです!街のショーウィンドウには,最先端(?確かではないが)のディスプレイやトレンドのファッションが目を引きます.主都のサンチアゴでは,みなファッションには気を使っています.なにしろこ奇麗です.スーツを着た人たちが普通に歩き,おしゃれにカフェでお茶を飲んだりしています.今まで気にする事の無かった,自分の身だしなみが「これではいけない!」と自覚するのです.
日本と比較しても物価は安く買い物にもお奨めの国です.何分遠すぎて気軽に行ける場所ではないのですが....

チリの旅行記:米村和夫


チリ

(写真)主都のサンチアゴの郊外にあるバルパライソという街の海岸で

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(写真)主都のサンチアゴ

chili18.jpg

(写真)主都のサンチアゴ

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【2008/01/27 Sun 23:49 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
建材等の認定偽装問題 
百人町の家の現場立ち合いをしました.
現在,断熱材の施工がほぼ終わり,仕上げ工事の前のボード貼りなどを行っています.監理業務として使用している建材が設計図道りであるか,または問題が無いかを確認していきます.建築業は何百とある選択肢の中から,複雑にからみあうので必ずと言っていい程「調整」が必要になるものです.

最近の建築業界は確認申請の遅れなどが深刻になっているばかりか,建材の国土交通省の認定偽装問題が次々に出て悲惨な状況です.結局の所,皆国土交通省の認定プロセス(=審査)に落ち度があった訳であり,その“本質”の反省や謝罪のないままにうやむやになっているように思えてなりません.偽装して申請した設計士も,建材メーカーも問題であり,実際に社会から厳しい制裁を受けています.しかし,審査する側が責任をとる姿勢が必要なのではないかと思う今日この頃.



(写真)百人町の家(13坪ハウス)都心の狭小敷地ながら2階からは明るい陽射しが入ります.


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【2008/01/25 Fri 23:41 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
卒業制作の提出まであと 1週間 
卒業制作の提出まで,あと1週間となりました.
提出をしてしまうと,もう授業らしい事もなくなってしまいます.,卒業学年は,あと1週間で「春休み」に入ってしまいます!!
もう春休みなんて.....「まだ“冬”じゃないか!?」と思いつつも,もう今の学生と授業をすることもなくなってしまう現実.ちょっと寂しく思う時期です.

この時期になると,一年を通して,いや3年間を通して最も,緊張する空気が教室に充満します.提出を直前に控えて,黙々と作業をしています.この緊張感をもう少し持続できたら,もう少し早くからエンジンが掛かっていたなら...と思うのですが,そうはいかないのが難しい所です.



(写真)学校で

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【2008/01/21 Mon 23:00 】 | 学校でのこと | comment(0) | trackback(0) |
1990年の思い出 
雑誌「旅と冒険」から原稿依頼の話しがありました.アルバム等に目を通しているのですが,独立したころ(1990年)の写真は色が退化していて見るに耐えれない状態になっているのが辛いです.
勤めていた設計事務所を退職したときは1990年.もうかなり昔の事である事を実感します.

13-ギリシャ1

(写真)ギリシャ.ミコノス島(1990)
ギリシャの島は島によって風情が全く違います.僕が特に気に入っていたのはミコノス等です.歩けば歩く程発見があり,味わいが出てきます.路地にはペリカンがいたりネコがいたりとても楽しい光景が展開します.

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【2008/01/17 Thu 04:35 】 | 休日のこと | comment(0) | trackback(0) |
リフォームじゃなくて新築ではないのか?!  「ビフォーアフター」 
「ビフォーアフター」を観ました!
出ていた「匠&施工者」は少しだけ知っていました.某工事で見積りをお願いした施工会社だからです.過去にも同じチームで2回出演しています.(DVDあり),今回もその匠と工務店の共同プロジェクトだったようです.

しかし...あれは,「リフォームじゃなくて新築だろ」とテレビを観て突っ込みを入れてしまいました.骨組みは事実上ぼろぼろ,建物を持ち上げて新しい基礎を施工する.テレビの企画だからこその離れ業,普通はやらない事.解体して新規につくった方がたぶん安いはず.しかも 1300万では絶対できません.話しによりますと施主の予定金額は当然オーバーします,その「差額」はテレビ局が持つらしいです.それってテレビ局は正しく伝えないといけないのでは!?



(写真)愛知県日進の家プロジェクト(崖地の家)...企画倒れの予感

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【2008/01/15 Tue 04:18 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
キッチンが15%引き... 
年末の迫った時期の話しですが,友人の家の現場に行ってきました.29日だったので世間は仕事納めも終わり休みに入っているのですがそうはいかない事態になっていました.
ここは僕の設計ではなく,いわゆるメーカー住宅です.立会人としての出席です.建築主にとって納得のいかない施工が行われてしまい,特に問題のあったが大工工事で大工さんの交替という事になりました.大工さんお交替は異例中の異例の事態です.
メーカー住宅のやり方は僕たちのやる“自由な”設計とは全く違います.決まりの仕様と規格に基づいて設計されます.ちょっとした変更が"オプション”となり次々とコストアップになっていきます.全てを規格通りにやっていればそこそこ安くなるのでしょうが,やはり“夢のマイホーム”で「欲」があるのは当然の事.その心理を突き,次々とオプション工事が追加されて行き結局僕たちが設計した住宅とあまり変わらない価格になっていくのです.
また衝撃の話しもありました.某メーカーのキッチンが入っているのですが「定価の15%引き」なのだそうです.「・・・・・たったの?」そんな事を小声でつぶやきながら...



(写真)年末なのにメーカーの皆様ご苦労様で現場は賑わいました

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【2008/01/14 Mon 04:00 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
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