|
連休が終わりました.
今日は中央工学校の出講日です.久しぶりに学校に来たような気持ちで新鮮です.本日は,課題のテーマの発表会の日です.全ての学生が持ち時間3分で発表し,それに対して質問や意見を行います.学生も自由に発言していいのですが,どうしても講師の役割になります.全学生にコメントする.これはかなりの重労働です. しかも担当教室のある校舎は休憩するところが「ない」ので事実上,昼休み以外休憩する機会と場所がありません.(これまた,深刻な問題で体が持ちません) 僕が主にコメントした主旨は(1)「課題が高齢者のための施設」という課題だから,コミュニティセンターやら,老人ホームやら集会施設,さらには温泉,映画館をつくれと言っていない事を理解しているか?という事.既存のカテゴリーに属さないオリジナルな建築を提案して欲しいと言う事.(2)独創性を感じさせるキーワードや発見や驚き又はユーモアを感じさせる内容があること.(3)人と違う視点で現状を分析する事.普通の人が想定出来ない視点からテーマを考えてみる事. どうしても学生は,「概念」にとらわれすぎているようで,「私の提案するものは,老人のためのコミュニティー施設です」という発言になってしまいます.これは,極めてあたり前の発想であり,そこには独自性も独創性もないのです.コミュニティ施設を結果的に創るにしても,「それを言わない姿勢」「具体的で他にない空間の提案」が欲しいものです. 例えば,22番の橋本君は,「コインランドリー」を提案しています.決してコインランドリーをつくる事が目的ではなく,コインランドリーで,老人達が座って団らんしているのを目撃したことを発想のきっかけにして,「病院の待ち合い室と同じ様に,コインランドリーの場が老人たちの「たまり場」となるのでは?とイメージを展開していったのです. 私の今の役割は,彼らの「概念」を壊して,「イマジネーション豊かなオリジナルの提案ができる感性」を徹底的に言い続ける事なのでしょうか? ![]() (写真)三鷹市井口4丁目の家の現場(左官工事) 建築家.米村和夫の建築 Site |
![]() |
|
| HOME |
|










