ブログランキング・にほんブログ村へ 建築家のひとりごと 20070409
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16万人弱の東京都民が建築家黒川紀章氏に投票した! 
 東京都知事選挙が終わりました.私は埼玉県民であるので知事選挙に投票はできないのですが,建築家の黒川紀章氏は,159126票を取りました.
 順位を聞いてしまうとがっかりですが,16万人弱の人が黒川氏に投票したことは感動です.

 僕たち建築関係者で都民の人は皆悩んだようです.ゼネコンとは違いますから利益誘導などはありませんが,私たちの天職とする,建築家の代表として世間に建築家の存在をアピールできた事は決してマイナスではないように思うので投票したい.でも...本当に当選できるの?と言うとリアリティがなさすぎたし,自分の事を「下町のナポレオン」なんて言ったりして,ややDr.中松系のノリになりかかっていたことを心配しておりました.
 石原慎太郎氏の応援ビラに安藤忠雄が写真付きで出ていたり(すっかり安藤さんも政治色につかっているようで.本来(?)安藤さんは,「東京では仕事をやらない」と言いきっていた時期もあったのに..)

 かつて港区の区長も建築家でした.個人的には「街をつくる能力のある建築家は自治体のリーダーの適性があるのではないか?と思っています.

 某市の公共建築を手がけていたりすると,公共建築の予算が,いかに無茶苦茶であり,その予算が妥当性があるかどうかもわからず,(誰もチェックできずに)役所内の数々の責任者の印鑑が押されて最後に市長の決裁も降り,議会も通ってしまう.今まで予算が適性と思ったことがほとんどない!しかもオーバーは絶対出来ない.なので公共の設計業務を請け負うと言いますが,実際はエクセルでむりやり数字を予算金額に合わす作業をしているのが現実です.

 一般的に「安ければ良い」という思想が行政にも議会にもあります.議員の中には「1円たりとも無駄はさせない」と言います.これからは「1円単位で金額が適性であるかを見極めます」と言うべきではないかと勝手に候補者のフレースを考えている次第です.

 そんなんで「安かろう悪かろう」の建築が毎年次々と出来ていきます.たぶん日本中どこの自治体も同じ様なものと思います.安い建築をつくってしまうと,数年後にもっと割高な工事をしないといけなくなることを理解する人はほとんどいないのです.今1円を値切って得しても数年後に何十倍になって跳ね返ってくるのです.建築がわかる人材を確保することが長い目で見れば絶対にいいのですが....

20070409133956.jpg

(写真)某公立中学校の改修工事の設計調査をして面白いポスター?があったので

建築家.米村和夫の建築 Site
屋久島写真集


テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2007/04/09 Mon 13:45 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
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