ブログランキング・にほんブログ村へ 建築家のひとりごと 20061116
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1円でも安い札を入れた設計事務所が,はたして本当に良い建築をつくるのか? 
「改革派」と呼ばれていたはずの,和歌山県の木村知事が逮捕されました.木村知事は,設計の入札制度(建築設計の評価を,質やアイデアやデザインではなく金額が安い設計者を選択をするという方式)に異議を唱えた数少ない政治家でした.和歌山県がとった方式はプロポーザル方式というもので設計者の提案力を評価する方法でした.
しかし,ニュース等によると,不公平な決定権減を知事の権限を使って乱用したようだった.早くも”プロポーザル方式は公平ではない”なんていうコメンテーターの意見をテレビで聞いた.

和歌山県の木村知事の取った行為は,日本の建築レベルを10年以上遅らせた事になると思います.僕たちも入札に参加する機会がありますが,会場にいくと何故か,構造専門の事務所が参加していたり,建売りレベルしかやれない(はずの)事務所がいたり,中には「俺は30年ここで事務所をやっているんだ」と自己アピールするオッサンがいたり,動物園みたいなのです!

でも勝者は1円でも安く札を入れた事務所が仕事を得て,公共の仕事を取っていくのです.ここには「適材適所」という言葉は一切ありません.「1円でも安いことはいいことだ!皆さんの税金を無駄にしません!」と議員はいいますが,では100円高いと悪なのでしょうか?もっと”いい建築”ができればそれ以上の価値を街に提供することができるし,適さない設計事務所が中途半端な図面を引いたってろくなモノができるわけがない....

こんなことで,”いい街”になる訳がないんだけどなあと..いつも思う.



(写真)日本の建築を駄目にした知事

建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/11/16 Thu 14:02 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
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