ブログランキング・にほんブログ村へ 建築家のひとりごと 20061010
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工事反対の看板を見て思ったこと 
たまたまですが,車を運転していて興味深い看板があったので撮影.マンションの工事現場の前にこのような看板が堂々とたっています!これでは工事をするのも,見学に来る人も”気まずいだろうに”とおもいつつ通り過ぎる.

反対運動は,設計や工事をやっている限り宿命のようにある.現に今やっている工事中の現場だって工事の車が現場に横付けされるだけでもクレームがくる事がある.過去にも年末の晩に「家を建てるなんて!馬鹿もの!」と玄関の土間に正座をさせられ怒鳴り散らされたこともあるし,設計者としての人格を否定される様な怒声を浴びた事も過去にはある.
しかし,私たちは何も法を犯しているわけではない.建築主の「これからの生活」があるので誠意をもって挨拶に行っているのである.だから何を言われても我慢するのである.
一言で言うと「やっかみ」なのだ.では”あなたの家を建て直す時はどうするのですか?”と素直に聞きたいものである.「お互い様」という言葉がないのは残念である.

しかし誤解を招いてはいけない.マンションの工事は全く次元が異なること.今まであった地域のコミュニティーを破壊するものであり,景観も日照も全てが変わるのである.工事期間だって住宅とは比べ物にならない.
業者側は資金を投資して土地を買い工事をスタートさせる以上,強行突破を計るのは予想できる.経済行為としてのマンション開発であり,価値観がお互い相容れないものなのだ.
反対の看板を見てもコンクリートを打設して1日で型枠を外して次の工程に移行しているのは,コンクリートの強度が出ていないのに次の工程に移っていることを意味し,建築基準法に触れているので大きな問題だ.まあこの手のマンションは買わない方が良いのではないか.
しかし,「イーホームズに確認申請を出している」事を悪事の第一に挙げるのはいかがなものか?決してイーホームズは悪徳業者だったわけではない.問題があった事は事実だが,問題点を社会に告発した側であって,イーホームズは事実上業務が出来なくなって店を閉めた.あれほど問題視された日本ERIなどは何もなかったように今日も業務を続けている.資本力のある建設業界が総ぐるみで守った結果である.むしろそっちの方が「悪」なのではないだろうか?



(写真)マンションの建設反対の看板

建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/10/10 Tue 11:14 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
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