ブログランキング・にほんブログ村へ 建築家のひとりごと 200606
2006/05 << 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30.>> 2006/07
変人さんいらっしゃい! 
今日は,某西東京エリアのK邸の現場でコンクリート打ちがありました.なぜこのプロジェクトだけがエリアをぼかしているかというと建築主の要望ですが,道路が建築基準法で認める道路ではなかったので,確認申請を出す前に,道路(私道なので)の地権者の実印をもらうという大変大きな(デリケートな)仕事があったからです.16人の地権者がいて,過半数の実印が必要だったのです.印鑑をわざわざ押していただくのも大変なのに,実印(印鑑証明も必要)を押してくれるなんて最初は不可能ではないかと思ったほどでした.
実印はともかくとして,世の中”変人”は多くいます.隣人の家の建て替えに協力してくれない人は意外に多くいます.今回も実印を押してくれない人もいました,今もう一つ動いているM市の現場でも工事車両を停めるなとクレームがつきました.上棟もクレーンが使えず手作業で棟上げをしました.工務店は新規に駐車場を借りることになり金額的にも大きな痛手です.
僕たちの仕事は,家をつくる仕事だし,建築主の代理人である以上,このような”変人”は憎い敵なのですが,まともに「あなたが今住んでいる家だってまわりの人たちの協力があってできたのでしょう.自分だけが良ければいいんですか?今度あなたが家を建てる時は,徹底的に反対しますよ」なんてもちろん言えませんが,心の中で小声でつぶやく.



(写真)K邸この現場のまわりにも変人さんが何人かいるのです!

建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/06/30 Fri 23:59 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
弁護士会のビルを訪問 
最近は,弁護士の先生との仕事が多くなってきています.電話,メール,ファクスなど毎日入ります.それだけ世間では建築紛争が多くなってきている傾向と思います.弁護士の先生方も建築家の意見を聞きながらでないと専門的な話が詰めれないからです.相談を受ける僕も,欠陥工事や建築紛争は決して得意とする専門分野ではないのですが,先生の紹介,紹介で輪が広がっていってます.(笑)

今日は,霞ヶ関にある弁護士会のビルで打ち合せがありました.建築家の立場で見るならば「医者」「弁護士」「建築家」の3者を比較してみてしまう傾向があります.(弁護士の先生方が建築家をどうみるかは別として)建築家は建築家協会や建築士会などがありますが,私は所属していません.所属する長所ときっかけが見当たらないからなのですが,弁護士は弁護士会が存在し,ほとんどの弁護士は所属しています.この組織の存在意義は大きな違いがあると思います.そして弁護士会は,霞ヶ関の一等地にあり,地下鉄通路から直接出入りできます.会議室など自由に使えるのもうらやましい限りです.これだけのビルを維持するのは大変な事とは思いますが,建築界とは違う求心力のある組織と場所に感動とうらやましさと,嫉妬を覚えつつ...帰る.




(写真)霞ヶ関の風景

建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/06/28 Wed 23:59 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
上棟した現場をみて(武蔵野市の家) 
朝一番で,武蔵野市の家の現場に行く.昨日上棟したのですが,中央工学校に出講していたために立ち合えなかったからでまずは自分の目で確認しないと...と思い駆け付けました.朝の8時前だったか...大工さんが二人もうスタンバイしていました.(早い!)
最近は,私たちの事務所は柱に杉材をよく使うのですが,(理由はコスト)今回は桧!を使っています.現場の木の臭いが違います.柱や梁を見ていると一つ一つ打ち合せをした箇所が思い出されます.ほとんどの部材が壁や天井裏となり隠れてしまいます.個人的にはせっかくの構造材であり意匠的に見せるデザインはないものかどうかを思い描きつつ現場を後にしました.




(写真)上棟した武蔵野市の家

建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/06/27 Tue 15:10 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
ネパールでの思いで 
梅雨空のようにどうしても気持ちがすっきりしません.そんな時はいいアイデアもでてこないし,どうしたらいいものかと悩む.
そこでネパールに行った時の話でも,ネパールのカトマンドゥから少々バスで揺られて行くとチベット民族の集落があります.ネパールはどちらかと言うと,インド人をもっともっ〜とマイルドにした感じなのですが,このエリアに行くとチベット人(私たちと同じ系列人種)になります.道をすれ違う人も違和感がなくて不思議な気分になります.そんな地でチベット建築(寺院)を堪能した時の写真です.




建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/06/26 Mon 15:10 】 | 休日のこと | comment(0) | trackback(0) |
梅雨時の工事現場は.... 
今日は,武蔵野の家の上棟の予定で全てのスケジュールを空けていたのですが,梅雨のために延期.工程に関しては,今週ずっと現場監督と連絡を取り合っていたのですが,その結果の中止です.監理者(設計者)の立場では,危険を冒してまでも指示する事はできませんし,現場責任者の判断を尊重する事にしています.
微妙だったのは,天気予報では昨日も本日も雨の予定だったために延期したのですが,実際は雨が降らなかったのです!
そのために,建築主にしても私たちにしてもいろいろ番狂わせが連鎖的に起きてきます.構造設計を担当している建築主のYさんは,会社を休んでスタンバイをしていたのですが....現場は動かずという状態で...その気持ちも良〜くわかります.

20060619142505.jpg

(写真)現場に出荷される前の工場での木材

建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/06/23 Fri 17:53 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
梅雨の工事は遅れます. 
当たり前の事ではありますが,梅雨なので工事のスケジュールが難しいです.
武蔵野市の家の現場に今日立ち寄りましたが,搬入された木材一式が寂しくブルーシートに覆われていました.天気が不安定なために職人も引き上げています.
結局,明日(金曜日)に建て方を予定していましたが延期.建築主Yさんも休みをとってスタンバイしていたのですが...残念です.



(写真)K邸は,基礎工事に着手しています.

米村アーキテクツスタジオURL
http://www.yonemura.co.jp/archi/

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/06/22 Thu 19:10 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
頑張れ!”柳沢”? 
どこでもサッカーの話ばかり.
今僕の担当しているクラスは1年生で,住宅の課題の最中である.今までは団子状態だったのですが,やる気のない者(正確にはなくなった者),すぐ寝るヤツも現れましたが,何人かの生徒が面白い作品をつくりはじめています.「面白い」とは,プロの目でみた,造形的,建築的センスあるという意味です.そんな中で一人の生徒との会話です.彼は,非常に面白くなるデザインのきっかけをつかみかけているし,僕も的を得たアドバイスを与えていますが,微妙に空回りした作業をしています.決定的なチャンスをモノにできない....そこで僕は彼の事を”柳沢”と呼ぶ事にしました.(注意:これは期待を込めた話です)頑張れ!かごり君!



(写真)(仮名)柳沢君.スタディ模型を積み木のように組み立てては壊し「より面白い空間」を模索しています.めげないで取り組むスタイルは良いが,課題は決定力です.

建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/06/21 Wed 18:20 】 | 学校でのこと | comment(0) | trackback(0) |
建築条件付きの土地とは....「買ってはいけない!」 
本日,土地探しのNさんの要望で,候補の土地を見に行ってきました.まず仲介の不動産屋さんを訪ねる.最近不動産屋さんとは,いろいろあって(笑)あまりいいイメージがない.敵陣に乗り込むような心境.やはりここも同じ臭いがする!
さてそんな事はよいとして,地図もみてがっくり!「建築条件付き」でした!建築条件付きほど生臭いものはありません.利権と金がからみあっていてギトギトドロドロの世界です.純粋に家づくりを考える人たちが手をだしてはいけないもの!と...僕は考えています.
もともとは,建て売りで儲けていた不動産屋,場合によっては地主が,建て売りの”安かろう悪かろう”で売っていたら,後々トラブルや訴訟が絶えないので考えたあげく,土地を売って,建物を建てる工務店を指定して(これを建築条件という)そこからお金だけをバックしてもらえば,トラブルは自分たちに帰ってこないし,(工務店が担当(?)する)確実にお金だけ手元に入ってくる...と言うお金儲け手段なのです,だから建築条件を解除したらどうなりますか?と聞いて「300万とか,坪にしていくら」と言う返事が返ってきます.その金額が不動産屋さんの「儲け(不労所得)」なのです.
もちろん,そのようなシステムに組している施工会社の施工の質はあまり期待するものではありません.実際建物価格と称されている価格から,バックされる金がひかれて,工事を請け負った工務店の利益を引くと実に安い金額になります.ご参考まで



(写真)日曜日,K邸のクライアントとトステムのシュールームを見学(でかい!)

建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/06/20 Tue 20:24 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
ガラス張りの空間は美しいが,あ・つ・い・・・ 
今日は授業の一貫で,葛西臨海水族館に行ってきました.かなり久しぶりの訪問になります.
法隆寺宝物館に続き同じ設計者の谷口吉郎さんの作品を見るのも面白いことです.この建物日々多くの人たちが使っていることもあり若干の老朽化が目に入ります.法隆寺宝物館と比べるとコスト面で試行錯誤している素材などが目に入ります.そして同じ敷地にあるゲストハウスを訪問(写真)ガラス張りの空間は遠くから見ても透過性があり魅力的です.建築家であれば一度はやってみたい空間!でも潮風に打たれていることもあり,あっちこっちに塗装の劣化,微妙な錆などが出ています.
今日の天候(暑い!)では十分に暑く!冷房をかけても十分に暑いのです.生徒には勉強になったと思います.




建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/06/19 Mon 18:19 】 | 学校でのこと | comment(0) | trackback(0) |
普段着の感覚(空間)がいい 
先週の小金井市にある江戸建物園見学の記憶が残る中,今日は私たちの住む和光市で富岡家という300年前の住居の復元家屋の竣工イベントがあった.
やはり...ここでもお約束(?!)の囲炉裏に火が灯り独特の雰囲気を醸し出しています.さらには釜戸にも火が...生活する身近な所(至近距離)に火がある生活,そして煙の臭いがある空間に最近とても興味をひかれます.決して気どった暖炉のようなという訳ではなく,生活のエネルギーと団らん,くつろぎが同居する普段着の感覚がいいです.



(写真)本日オープンした富岡家(和光市)

建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/06/17 Sat 13:45 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
水曜日の中央工学校で生徒Y君の相談 
水曜日の中央工学校で生徒Y君の相談の一部.
「某大手設計事務所の就職の話があるがどう思うか?」という内容です.設計の業界では数人の規模で設計業務を行うアトリエ系の設計事務所と「数」で勝負する組織設計事務所.ゼネコンの設計部門で設計業務を行う人たち.いろいろなケースが存在します.学生時代に個性的なデザインにあこがれた人は,建築家の個性で仕事をするアトリエ系設計事務所にあこがれるものですし,僕もそうでした.しかし意に反して僕のたどった道は,施工会社の設計部を経て,伊藤喜三郎建築研究所という所員数が130人程(当時:たぶん今でも)の組織設計事務所にお世話になりました.では僕は自分の人生を悔やんでいるかというと別に後悔しているわけではない.(細かい事は一杯ありますが)
組織設計事務所で働くことが「良い事」か「良くない事」かという質問は愚問であることをY君に伝えました.どのような環境で建築設計の修行をするかどうかは自由であるし,どうような環境でも勉強になるし,どこまで自分にプラスにするかはその人の気持ち次第ではないかと思うからです.何よりも,本当にスタッフとしてプロとして通用するかどうかが問題ではないかと僕は思います.ヤル人間はどの環境に行ってもヤルのではないか?それが生意気ながら僕の意見です.能書きを述べる前に,まず面接を受けるべきではないか?そして「縁」があるかないかを,自然体で向かい合うべきではないかと思いました.



(写真)15日現在の佐倉市の家の現場

建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/06/16 Fri 03:48 】 | 学校でのこと | comment(0) | trackback(0) |
”つなぎ融資”のいらない住宅ローンがあります. 
今日も2つの現場をはしごしました.午前8時半に武蔵野市の家,午後4時半に千葉県の佐倉市の家.最近はこのパターンが多く結構体にこたえるのです...
佐倉市の家は,ちょっと変わったローンを採用しています.「すまいとマネープラン」と言い”つなぎ融資”のいらない住宅ローンです.一般の住宅のローンの多くは,家が完成してから融資が実行されるので,それでは工務店と工事契約ができません.(結局,銀行はつなぎ融資をすることによってさらに不労所得を得るのです!(悪))「すまいとマネープラン」を受けるにはいくつかの条件がいるのですが,その一つに中間検査を受けること.今日は基礎の配筋検査がありました.(大雨の中!)「すまいとマネープラン」は,実はあの有名な「日本ERI」がやっている企画なので中間検査は,ERIの検査官が担当します.(写真)



(写真)日本ERIの厳しい検査に雨の中立ち合い!.ヘルメットをかぶっている人は,金正の石井さん.「現場に来たら傘は差しません」との事.

建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/06/15 Thu 23:48 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
今日は「大安」.....神社に出向く地鎮祭を体験! 
最近は地鎮祭が続いています.
個人的には.あまり”こよみ”にはこだわりませんが,結果的に「大安」「友引」などと名の付く日を着工日(=地鎮祭)にすることが多いです.本日も平日ですが「大安」であり地鎮祭を行うことになりました.今日は特殊なやり方で地鎮祭を行いました.東京都の清瀬市にある日枝神宮,水天宮という神社で行いました.普通は神主が敷地に来るのですが,今回は神社に行くパターン!なのです.敷地の土をもって神社に皆で出向き,神主さんにおはらいをしてもらうのです.メリット(?)雨の日でもできること,費用が安くすむこと,そして神社の中に入れることでしょうか?デメリットは設計のプロセスを振り返る事もなくあっさり終わってしまうことです.
その後,敷地に行き清めてもらった土を土地に返し,敷地の四方に塩とお酒をまきました.
このような「今風」なやりかたもあるのかと...



(写真)清瀬市にある日枝神社.この中で地鎮祭が行われました.内部の撮影は禁止でした.

建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/06/14 Wed 23:34 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
良いデザインのきっかけをどうやってつかむのか? 
いや〜〜〜...日本中でそんなため息がもれたような試合展開でしたね.

結構いい緊張感を維持していたのに,結果的にダメになっていく,,,こんな状況は何もサッカーでなくても建築の世界でもあります.コンセプトにしても建築的な提案レベルも,デザインもかなりブレがなくて,クライアントとのコミュニケーションもOK!「これは良い作品ができそうだ!」と心の中で思っていても最後,何故か歯車が狂ってしまう.「なんでこうなってしまったのどうか?」そんな体験はデザイナーであれば身に覚えがあるものではないでしょうか?

僕が教えている中央工学校でも生徒と設計(デザイン)の指導をします.生徒が検討しているプランやアイデアに対して,僕が「これは行ける」と心の中でつぶやいても本人がそう思っていないことが往々にしてあります.ここが僕たちの指導の仕方のポイントになります.生徒にとって「どういう意味で」「なぜいいアイデアなのか?」「どこをどうすればもっと良くなるか?」を解りやすく説明をしてあげることに力を注ぎます.もっと良くなることがイメージできるとモチベーションも上がります.しかし幼稚園ではないので手取り足取り教えるのは,専門教育ではないと僕は思うので,フィニッシュを決めるのは生徒の感性と判断による事になります.いい感じの取っ掛かりをつかんでいるのに,その試行錯誤の中で,「ベスト」が見つけられないのは,プロフェショナルとして決定力に欠けることになり大きなハンディになるのではないでしょうか?そう思うと,ジーコ監督の哲学と通じる物があるように感じた.




(写真)ついに解体がおわり更地になったK邸の敷地

建築家.米村和夫の建築 Site

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/06/13 Tue 02:45 】 | 学校でのこと | comment(0) | trackback(0) |
「もっと美しい建築をつくろうよ!」と語っていますが... 
今日