南米を旅行してペルーの最後の街のアレキパに到着,いよいよチリに抜けようという時に,体調がおかしくなった.長期で旅行する場合,体調不良(特に下痢)は宿命的なもので,「洗礼を受ける」なんて言う言い方もあるらしい.旅行はそんな夢のような事ばかりではない,体調不良もあるし犯罪に遭遇する時もあるそれらを含め自己管理する能力がないと続かない.その時は,ちょうど南米に来て1ヶ月目だった.思い出してもかなり過酷な旅行だった.第一にスペイン語しか通じない!ここでは英語は通じないのだ.だから毎日スペイン語を覚えかなり勉強することになる.犯罪も有名だ,一筋縄ではいかないのが南米.僕は,今までトラブルに巻き込まれたことがないのが自慢だったが,ペルーのリマでは,事実上身ぐるみはがされる事件に巻き込まれた.偽警官によるもので「お前はテロリストだ」と言われ(しかもスペイン語)全くどうしようもなかった.今まで自分のことを「テロリストか?」なんて質問されること等想定することもなかったが,真顔で質問しているから動揺する.南米の移動は,飛行機が便利だが高いと思う人はバスになる.鉄道はあまり普及していない.街から街への移動が10時間は当たり前という世界.そんな疲れが出る頃だった.精神的にも(危ない)ペルーから脱出できるという安堵感からかもしれない.
汚い話になるが,南米で体験した下痢は本当に凄かった.常にトイレットペーパーを片手に持っていないと不安だったし,ピーク時は意識がもうろうとしベットから動けないほどだった.そのつらさに耐え便所に駆け込むのは大変な精神力だった.ガイドブック(地球の歩き方)にも南米での下痢について書いてあって大変参考になった.海外で下痢を体験するたびに思うことは,日本はいかに清潔であるかと言うことと.それと同時に日本人は虚弱なのである.根性の座った南米の雑菌が体内に入ると過激な下痢を起こす.脱水症状が危険なので水分を取らないと生命の危険がある.ここまでは理解できるのだが,ここから(治療法)が日本と違う.体力が極度に落ちるので栄養をとろうとすると,体内の菌が繁殖してもっと下痢を悪化させるのだ,だから体内に栄養分を出来るだけ入れないようにするのがコツでそうすると3日目くらいに直るのだ.ようするに3日間じっとして水だけ飲んでいろ!というのが南米流なのです.
話はかなりそれてしまったが,アレキパで泊まったホテルはもちろん安宿ですが,こんな下痢と闘った宿という意味で思い出深いのです.屋上に点々と個室があり芝生のルーフテラスが心地よい.写真はやっと治りかけたあたりのころ.
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