ブログランキング・にほんブログ村へ 建築家のひとりごと 20050810
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設計事務所をやって14年目.初めて体験した途中での業務終了事件 
ぼくら事務所を開設して初めてのことであるが不本意ながらあるプロジェクトから手を引くことになった.このプロジェクトは僕らの頭痛の種だった.店舗のリフォームの仕事だったのだが,ビフォーアフターの匠(たくみ)が解任されて私たちが指名されてた仕事(?)との説明だが真相はわからない.建築家とクライアントとの出会いは赤い糸で結ばれているような「縁」がある.僕らは縁があって出会ったクライアントとは誠意を持って対応することを信条としていますが,今回はどうも微妙な関わりで戸惑いの毎日だった.6月に最初に呼ばれたが,その後一旦断られて,7月に入って再度依頼を受けた.たぶん前任者と天秤にかけていたのだろう.完成予定日は秋口との話だったが,ある日弁当の注文の予約が入っているので9月10日には完成していないと困ると言われた.(あとで判ったのだが祈祷士の意見らしい)設計も一切なにもしていないのに解体工事が7月25日に設定されていた.設計図は一切存在しないというから現地を計るところから始まった.何故匠(たくみ)が図面を一切残していないのかも疑問だった.総工事費もあいまいだった.その後かなり厳しい工事費であることが判明.残念ながら提示していただいた金額では,要望のイメージと実際にできる空間とはギャップがありすぎた.いくら予算が厳しいことを説明しても聞き入れてくれないどころか,設計者は要望を聞き入れないと批判の矛先が僕にくるようになった.僕が不在になった打合せでは要望はエスカレートしていき吹き抜けをつくるとか,外壁にレンガを貼るとか100万円を軽く超えるショーケースを特注でつくるとか,窓の大きさも大きくなっていくばかりで歯止めがきかない状態になっていった,契約書を作成し送ったのだが,教えて頂いた住所が架空のものだった.僕らの所に来るメールは過激で「早く図面を遅れ」「いつ図面ができるか」という命令調でお互いが信頼関係を構築するにはほど遠い戦闘態勢だった.設計期間がなさすぎるし.設計や仕様が決まっていないのに工事をするなんてトラブルになる模範例のような危険行為だった.案の定,施工者の対応や判断の鈍さが潤滑剤となり,施工者を交え3者のドロかけ試合になっていった.施工者は金額を予定金額に調整する意志はなく,数百万アップした金額を提示するばかり,正式な契約ができないのでサッシ等の発注も遅れるばかりで竣工も9月10日は到底できる状態ではなかった.「ここまでして仕事をするのか?」という議論を毎日事務所内で話し合っていた.昨日(8日)の打合せではついに設計料を値引きしろという要望がでた,結果として最後の引き金を引いた形になったのだろうが.....もういい明日からは,心機一転,いやな思い出は忘れて頑張ろう!
写真はもう行くこともない,現場の解体状況の写真.??

かつみ0810

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【2005/08/10 Wed 01:23 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
無垢材のフローリングを貼るのは大変なこと!東久留米の現場で 
気持ちを新たに,朝長女を保育園に送り,東久留米の現場に直行し10時着いた.今は床のフローリングを貼っている最中だった.大工の棟梁の新川さんの解説を聞き,床にはるフローリングの順番などを意見交換する.無垢のフローリングは,合板のフローリングと違い.色の違いや,節などがランダムに存在する.「同じものは2つとしてない」ということは,当たり前の事であるが実は認知されていない「感覚,感性」なのだ.
今回採用しているのは,パインのフローリングで,幅広の仕様のもの.(フランス産)幅が広いフローリングは木の存在感が良くでてとても魅力的だ.でも「そり」が入りやすいという欠点も併せ持つ.新川さんは,商品の色むらや木目の違いや節の有無について若干納得がいっていないようだが,これも高級品でなく一般品である以上しょうがないこと.現場に搬入されたフローリングを全て梱包をとき全てをチェックするところから作業が始まる.同じ梱包されたものは,品質が近く貼っていって問題がないが,次の梱包品と色や木目.節などの「差」が大きすぎると”きたなく”感じてしまうのである.現場に搬入されたフローリングを,プロの目で見ながら,バランス良く配置していくのが「コツ」なのだそうだ.また木造で無垢のフローリングに付きものは,「床なり」という床上を歩くときでる「音」をいかに防ぐかである.木材は空気に触れて収縮していくので,その収縮によって生まれる「隙間」が床なりの原因と言われるが,大工さんや建築に関わるものにとって永遠の課題なのだ,??
東久留米の家

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【2005/08/10 Wed 01:23 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
蚊の大群が待っていた朝霞台の現場.でもこんな和やかな現場が心地よい 
夕方,朝霞台の現場に,家内と一緒に行く.途中でスターバックスに寄ったりして...現場では,棟梁の木梨さんと和光建設の栗原昭さんが待っていてくれた.搬入されたばかりのサッシの一つを実験的に取り付けてみて意見交換をした.やはり外国製だけに日本のきめ細やかな配慮を尽くした製品とはちょっと違った異物でもあるサッシにいろんな意見がでた.しかしこの現場はあらゆる角度から意見交換ができるし,またどのようなメリットがあるか?技術的な問題点があるかがストレートに言えるし,皆プラス思考でやりとりをしていて大変心地よい.もちろんお互いの信頼関係が出来ているのでお金の話も心配ない.昨日かなりいや〜な気分になったりした後なのでなおさらそう思う.判ってはいてもなかなかそうならない「施主」と「設計者」と「施工者」の良い関係を築くことが「いい建築」の基本であると思う.
写真は雑談で談笑する,棟梁の木梨さん,和光建設の栗原昭さん.??
朝霞台の家

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【2005/08/10 Wed 01:22 】 | 日々のこと | comment(0) | trackback(0) |
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